最初に、問題を具体的に書く
誰が書いたコードでも、実際に動かす条件で確認が必要です。AIに調査を手伝ってもらう場合も、具体的な現象を伝えます。
例えば、手元では数量10、単価12、送料8で128になるのに、公開先では計算を押しても結果が出ない。URL、ブラウザー、操作手順、発生時刻、画面の表示を記録し、現在のバージョンを保存します。画像やログを共有する前に、秘密情報と個人情報は取り除いてください。
1. 同じ手順でもう一度試す
繰り返し起きるかを確認します。新しいブラウザーウィンドウで開き、同じ値を入力。アカウントが関わる場合は、認証情報を公開せず、テスト用アカウントの役割を記録します。
最初に違いが出る場所を探します。ページが開かない、ボタンに反応がない、リクエストが失敗する、それとも成功しても答えが違うのか。それぞれ調べる場所が異なります。
2. 現象から範囲を絞る
| 現象 | 最初に見る場所 |
|---|---|
| トップページは開くが、別URLで再読み込みすると失敗 | ページのルーティングとホスティング設定 |
| 内容は表示されるが、クリックしても結果が出ない | ブラウザーのエラー、リクエストの状態、ボタンの処理 |
| 手元のリクエストは成功し、公開先は失敗 | 本番のAPI URL、環境設定、アクセス条件 |
| 保存した内容を開き直すと消えている | 実際に書き込まれたか、本番の保存先設定 |
| 別アカウントでも同じ記録が見える | サーバー側のログイン情報と検索範囲 |
表は調査の方向であり、確認済みの原因ではありません。ブラウザーのコンソールとネットワーク画面で、エラーやリクエストを見ます。バックエンドがあれば、同時刻のサーバーログも確認します。
3. 手元と公開先の条件を比べる
AIに、このプロジェクトの依存関係、起動コマンド、設定名、API、データの取得元を挙げてもらい、本番環境と比較します。設定の有無と形式を確認し、秘密情報そのものは対話に貼りません。
最近の変更も見ます。根拠のある原因を一つずつ扱い、変更を記録。公開先での利用に影響するなら、動作していた版に戻してコピーで調べることもできます。データの変更前には、バックアップと復元方法を確認します。
4. 修正後は、元の入力に戻る
エラー表示が消えただけでは確認は終わりません。最初の手順を繰り返し、期待した結果と比べます。その後、別の入力、再読み込み、失敗時の表示も試します。アカウントがあるなら異なる利用者で確認します。
別アカウントの情報を取得できる場合、関連するすべてのデータ取得箇所を調べます。当サイトの架空の教材は確認ケースの設計例で、実測に合格した本番システムではありません。
最後に、調査メモを残す
現象、確認した原因、変更、再確認の結果、残る問題を記録します。更新、移行、機能追加の際に参照できます。公開全体の確認には、公開前チェックリストを使えます。
よくある質問
手元では動くのに、公開先で動かないのはなぜですか?
エラーをAIに貼り、全部書き直してもらえばいいですか?
別のアカウントの情報が見えたらどうしますか?
次に読む
- アイデアから使えるツールへ — 操作、確認、バージョンをつなぐ
- 公開前のチェックリスト — 必要な項目を補う
- 架空の顧客情報ページの例 — 本人確認とデータ範囲を考える